過払い金

任意整理のページで、業者との取引を利息制限法に基づき引き直し計算を行った場合、取引の期間が長ければ借金の総額を相当減額できる可能性があるとお話ししました。

過払いとは、この借金の総額を相当減額できる状態のさらに一歩先の状態のことをいいます。消費者金融等の取引が長期間（7～8年以上）にわたっている場合は、本来返すべき額以上に業者に返済している可能性があります。この状態を過払いといいます。

過払いが発生した場合には、業者に対して払いすぎたお金の返還を請求（過払い金返還請求）することができます。

過払い金が発生するパターン

過払い金が発生するのは、現在借金がある方だけではありません。すでに借金を完済している場合であっても、完済から１０年以内であれば過払い金を取り戻せる可能性があります。

また、債務はあるけれど今までに何度も完済している場合などのケースでは過払いが発生していることが多かったりします。